# Module WebUI KernelSU のモジュールは、ブートスクリプトの実行やシステムファイルの修正に加えて、UI インターフェースの表示やユーザーとの対話もサポートしています。 モジュールは、任意の Web 技術を通じて HTML + CSS + JavaScript のページを作成することができます。KernelSU のマネージャーは WebView を通じてこれらのページを表示します。また、シェルコマンドの実行など、システムと対話するためのいくつかのAPIを提供しています。 ## webroot ディレクトリ Web リソースファイルは、モジュールのルートディレクトリの `webroot` サブディレクトリに置かれるべきであり、`index.html` という名前のファイルが必ず存在しなければなりません。これがモジュールページのエントリです。Web インターフェイスを含む最もシンプルなモジュール構造は以下の通りです: ```txt ❯ tree . . |-- module.prop `-- webroot `-- index.html ``` :::警告 モジュールをインストールするとき、KernelSU はこのディレクトリのパーミッションと SELinux コンテキストを自動的に設定します。何をしているかわからないのであれば、自分でこのディレクトリのパーミッションを設定しないでください! ::: ページに css や JavaScript が含まれている場合は、このディレクトリに配置する必要があります。 ## JavaScript API 単なる表示ページであれば、通常の Web ページとの違いはありません。より重要なのは、KernelSU がモジュールの固有機能を実装させるための一連のシステム API を提供することです。 KernelSU は JavaScript ライブラリを提供し、[npm で公開しています](https://www.npmjs.com/package/kernelsu)。これを Web ページの JavaScript コードで使用することができます。 たとえば、特定の設定を取得したり、プロパティを変更するために、シェルコマンドを実行することができます: ```JavaScript import { exec } from 'kernelsu'; const { errno, stdout } = exec("getprop ro.product.model"); ``` 別の例として、Webページをフルスクリーンで表示したり、トーストを表示することができます。 [API ドキュメント](https://www.npmjs.com/package/kernelsu) 既存のAPIがご自身のニーズを満たしていない、または使い勝手が不便である場合、[こちら](https://github.com/tiann/KernelSU/issues)でご提案いただければ幸いです! ## いくつかのヒント 1. `localStorage` を通常通りに使用してデータを保存することができますが、Manager アプリをアンインストールした後には失われます。永続的に保存する必要がある場合は、自分でいくつかのディレクトリにデータを書き込むことができます。 2. シンプルなページには、[parceljs](https://parceljs.org/)を使用することをお勧めします。設定が不要で非常に便利です。しかし、フロントエンドの達人である場合や、自分の好みがある場合は、気に入ったものを選んでください!